魚種とシーズン

King Salmon
5月末のメモリアル・ウィークエンドに解禁し、6月上旬にピークを迎え、6月中旬まで釣れ続く。通常、解禁日は非常に混雑する上、川での水量が雪解けのため多すぎて、いいコンディションでないことが多い。日本人アングラーには、解禁第二週からが狙い目。2010年からしばらく遡上が低迷していたが、少しずつ回復し、2016年はハッチャリー(人工孵化の稚魚放流が遡上したもの)の6月中旬以降のニニルチック川での解禁が復活した。

Silver Salmon
川には7月下旬から遡上しはじめ、8月中~下旬にピークを迎える。
餌釣り禁漁後の9月になっても釣れ続け、9月中旬までにはほぼ遡上が完了する。もしシルバーを専門にねらうのであれば8月中旬がよい





Dolly Varden
海からの遡上は7月上旬からはじまる。6月中旬に全面禁漁になった河川も、ドリーバーデンの遡上にあわせて7月1日に解禁となる。そして次々と川の上流部に移動し、これにあわせて8月1日に川の上流部が解禁となる。8月1日以降のドリーバーデン釣りは、フライフィッシングが主流だ。ドライ、ニンフ、ウェットで狙う。川に入ったドリーバーデンは秋に産卵し、翌年4月に雪解けとともに海に下る。


Steelhead
8月下旬から遡上を開始し、9月下旬にピークを迎える。特に9月ー10月はこの魚を専門に狙うアングラーたちがこの地域を訪れる。フライフィッシングの格好ターゲット。この地域の川ではキャッチ&リリースとなっている。5月下旬から6月上旬にかけて、海に下る途中のスチールヘッドが良く釣れる。



Pink Salmon
6月下旬に遡上し始め、8月中旬まで続く。ピークは通常7月中ー下旬。フライを積極的に追う魚で、フライでのサーモンフィッシング入門に最適の魚。Humpy Creekをはじめ、カチェマック湾対岸の小河川には毎年数多くのピンクサーモンが押し寄せ、最高の釣りが楽しめる。




Chum Salmon(写真上側)
7月上旬に遡上を開始し、7月中旬にピークを迎える。フライに果敢にアタックする。ファイトの粘り強さは釣り人の間に定評がある。Humpy Creekでは、まずチャムサーモンが遡上し、次にピンクサーモンが遡上する。




Land Locked Silver Salmon
主に湖沼に人工放流されている。ドライフライに果敢にアタックする。シーズンは特にない。キーナイ半島に来たら、サーモンフィッシングの合間に、是非Stocked Lakes(人工放流の行われている湖沼)でのフライフィッシングをお勧めする。できればフロートチューブで攻めるといいが、岸からでも十分狙える。



Rainbow Trout
主に川の上流部で、ドリーバーデンを狙っている最中に釣れてくる。よって、上流部が解禁となる8月1日以降がシーズンとなる。また、湖にも多く生息している。ドライフライの格好なターゲット。